責任がとれる「おはらい」はあるのかどうか

恵方巻き用のり おはらい拒否 北海道神宮 「食中毒、責任取れぬ」
 節分の縁起物「恵方巻き」の御利益を高めようと、生活協同組合コープさっぽろ(札幌)が北海道神宮(札幌市中央区)に依頼した、のりのおはらいが同神宮に拒否されていたことが一日、分かった。「万が一、食中毒が出た時に責任が持てない」と主張する神宮に対し、生協側は「安全性には細心の注意を払っており、問題ないのに…」と困惑。食の安全への関心の高まりが、おはらいにまで思わぬ影響を及ぼしたとも言えそうだ。
 同生協が恵方巻きに使うのり約十万枚のおはらいを依頼したのは一月十九日。二○○四年から毎年おはらいを受けており、事前に相談せず、同神宮に持ち込んだ。
 とろが、同神宮は「今年はできない」と拒否。「食中毒が起きても責任を取れない」「神宮がのりを委託販売しているような誤解を招く」などと理由を説明した。

 毒入りギョーザではないが、食中毒が盛んに問題にされている。
 だから、お払いはしたくない、というのも分かる。

 しかし「責任がとれる」おはらいが存在するのかどうか、全くもって疑問である。

 「耐震強度の責任が持てないから、竣工式のおはらいはやめる」
 「打ち上げ成功するかどうか分からないから、ロケットのおはらいはやめる」
 「合格できるかどうか責任が持てないから、おまもりのおはらいはやめる」

 何とでも言えそうだ。